鉱物コレクション2026では、会場入り口手前ホワイエスペースにて
ご賛同いただいた出展者様よりご提供いただいた鉱物・関連商品を販売する
「ザンビア支援プロジェクト」を実施いたします。
売上は必要経費を明確化した上でNPO「地球わっしょい」へ寄付し
ザンビアに於ける地域支援活動へ活用されます。
鉱物を通じて、世界の鉱山地域や人々へ想いをつなげる取り組みとして
ぜひ皆様の温かいご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
鉱物の背景にある暮らしを支える
鉱物から地域の未来へ ― ザンビア農業・女性支援プロジェクト
鉱山のその先へ ― ザンビアの暮らしを支える農業・女性支援
ザンビアの現実 ― 鉱業と農業が支える暮らし
このプロジェクトは、日本で寄付していただいた鉱物の売上を、ザンビアの鉱山コミュニティにおける農業支援と女性グループ支援を通じて、地域の生活基盤の安定につなげる取り組みです。
ザンビアでは、鉱業は国の主要産業の一つであり、輸出収入の約70〜75%を占めています。しかし実際に、鉱業・採掘に直接関わる人口は全体の約2〜3%程度と言われています。
一方で、農業はザンビア国内の労働人口の約50〜70%の暮らしを支える重要な生活基盤となっており、特に地方では主要な収入源となっています。
つまり、鉱業は国の経済を支える重要産業である一方で、多くの地域コミュニティの暮らしは農業によって支えられている、という現実があります。
私たちは、鉱物の背景にある地域コミュニティの暮らしに目を向け、鉱業と農業の両面から持続可能な循環をつくることが大切だと考えています。
そのため、今回は支援先の一つとして、ザンビアで鉱山運営や農業支援、地域コミュニティ支援を行っている LUNAFERADE Enterprise の活動と連携しています。
自転車で荷運びをする青年
鉱山現場が抱える課題
LUNAFERADE Enterprise は、Lucy鉱山を含む3つの採掘ライセンスを保有しています。しかし現在、採掘に必要な適切な設備を導入するための十分な資金がなく、限られた環境の中で鉱山事業を運営しているため、現在は『水銀アマルガム法』と呼ばれる、水銀によって金を抽出する方法に頼らざるを得ない状況があります。
水銀は強い神経毒性を持つ物質とされ、神経障害や腎臓への負担、子どもの発達への影響、長期的な健康リスクが懸念されています。また、環境面においても、河川や土壌汚染、魚への蓄積・家畜や野生動物への影響、さらには食物連鎖を通じた人への再曝露などが問題視されています。
ザンビアでも、小規模鉱山における水銀使用の削減に向けた取り組みが進められており、政府により使用が禁止されています。
さらに、この方法では抽出効率も低く、実際に回収できる金は約25%程度に留まり、残りの75%の金やその他のレアミネラルが失われてしまっている状況があります。
本来であれば、クラッシャー(採掘物を粉砕する機材)やWash Plant(洗浄設備)を導入することで、危険な水銀を用いず、より安全かつ効率的に金を抽出することが可能になります。しかし現在は、その設備を導入するための資金が不足しているため、危険性が高く、非効率な方法を使わざるを得ない状況が続いています。
過去には、中国企業から資金提供を受けて鉱山事業の契約を行ったこともありました。しかし、その結果、現地の会社や地域の人々に利益が十分に還元されない状況となったため、現在はザンビアの企業のみで、限られた資金の中で事業を継続しています。
地域の祭りの様子
鉱山はコミュニティ全体で支えられている
また、この鉱山事業は採掘者だけで成り立っているわけではありません。
地域のマイニングコミュニティも関わっており、女性たちは必要な物資の調達や、採掘者への食事提供などを担っています。
会社は採掘した金を販売し、その収益から採掘者へ給与を支払っていますが、会社の収入自体も十分ではないため、採掘者へ支払える金額も限られています。
ザンビアでは大家族が多い一方で、鉱山での採掘は非常に過酷な力仕事であるため、実際に働けるのは一部の力のある男性のみです。
そして、多くの採掘者の家庭では農業も行われており、女性を含むその他の家族は農業によって生活を支えています。多くの家庭では女性が家計を切り盛りし、限られた収入の中で、家族の食料、子どもの教育費、種や肥料の購入を行いながら生活を維持しています。
そのため、農業は生活を支える重要な基盤となっています。
日々の暮らしを支えているのは女性や子供たち
コミュニティを支える女性たちと、未来への循環
LUNAFERADE Enterpriseでは、鉱山の利益の一部を「リボルビングファンド(循環型支援基金)」として活用し、鉱山で働くことが難しい、高齢者・未亡人・HIV/AIDS孤児・病人など、弱い立場にある人々を支える活動も行っています。
その中心となっているのが、地域の女性グループです。
ザンビアの多くの家庭では、女性たちが家族の生活を支えています。食料を確保し、子どもの教育を支え、限られた収入の中で日々の暮らしを守っています。
LUNAFERADE Enterpriseでは、正式に登録された10名1組の女性グループに1,000クワチャを貸し出し、農業による収穫物を販売しながら、少しずつ返済していく仕組みをつくっています。
しかし、会社の利益が十分ではないため、最近では約2,000USDしかリボルビングファンドへ回すことができていません。
もしこの資金を拡大できれば、女性グループへの農業支援をさらに広げ、種や肥料の購入支援、作物の種類や収量の向上につなげることで、地域の生活基盤をより安定させることができます。
私たちは、鉱山コミュニティの安定した暮らしを支えるためには、採掘だけではなく、「農業を通じた生活基盤づくり」が欠かせないと考えています。
鉱山で働く人々も、採掘による収入を使って農作物を購入し、家族を支えています。だからこそ、農業によって作物の種類や収量が増えれば、地域全体の暮らしにより大きな安定と循環が生まれていきます。
今回いただくご支援は、ザンビアで鉱山コミュニティを支える女性グループへの農業支援と現地調査に活用される予定です。現地では、農業支援に加えて、鉱山コミュニティの実情や採掘環境についてもさらに詳しく調査し、地域にとって本当に必要な支援の形を見極めていきます。
その上で、将来的には、より安全で効率的な採掘環境の実現に向けた機材支援についても検討し、必要に応じて新たなファンドレイジングへとつなげていきたいと考えています。
農業・女性支援、そして将来的な採掘環境の改善を通じて、鉱物の背景にある地域の暮らしを支え、持続的な地域の自立へとつなげていきます。
内陸国であるザンビアでは、淡水魚業も貴重なタンパク源になる
銅、コバルト、エメラルド、ウラン、マンガン、金などの様々な鉱物資源が採取されるザンビア。
鉱物コレクション2026では、会場入り口手前ホワイエスペースにて
ご賛同いただいた出展者様よりご提供いただいた鉱物・関連商品を販売する
「ザンビア支援ドネーション企画」を実施いたします。
売上は必要経費を明確化した上でNPO「地球わっしょい」へ寄付し
ザンビアの地域支援活動へ活用されます。
鉱物を通じて、世界の鉱山地域や人々へ想いをつなげる取り組みとして
ぜひ皆様の温かいご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。